指導者講習会
平成29年度指導者講習会は、9月2日(土)18時よりリバーサイドスポーツセンター体育館4階で開催されました。講師陣は、GODAIテニスカレッジ亀戸校の副支配人石崎勇太プロ、ヘッドコーチの津田真一プロほか4名のコーチの方々を迎え、総勢約50名ほどが参加して、大変有意義が講習が行われました。
第1部は「如何に効率よくボールにパワーを伝えていくか?」という課題での指導・デモでした。『様々なスタイル/打ち方で一番効果が上がるのは、リストの固定でなく、リストを柔らかくして
ラケットのトップスピード上げること!』です。
➡以前はリストを固定して打つ方法が主流でしたが(プリンスのデカラケが出始め、トップスピンの打ち方を教えていた時も)、リストをしなやかに使ってトップスピードを上げ、効率よくボールにパワーを伝えるという視点では納得する打ち方と思います。
但し、決してコックして打つのとは違います。テークバック/肩のターンからインパクトのちょっと前までリストを柔らかく保ちながらフォーワードスウィングしていき、インパクトの時にはトップスピードが最も上がるようにヒットするものです。
文章で書いても、伝わり難いと思いますが、フェデラーの打ち方が参考になると思います。ユーチューブに非常にわかり易いフェデラーのスロー動画が載っています。
以下のURLで、特に4分以降を是非ご覧ください。全体で5分ちょっと、最初の広告はスキップして見て下さい。解説は英語ですので映像を>
➡ 一番ボールにパワーが伝わり難いバックのハイボレー
バックのハイボレー(特に片手打ち)は非常に打ち難いようですが、何故でしょうか?
グリップの持ち方、構えた時の位置等ありますが、皆さんの心の問題が影響していることが多いようです。力が入らないと思い懸命にボールをヒットしようと考え、振り抜いていませんでしょうか?
これをすると”のれんに腕押し状態”になりボールにパワーが伝わらなくなります。
大切なことはボールに当たるときにラケットを止めるイメージです。止めることによってボールにパワーが伝わっていきます(勿論、完全には止まりませんが)。
左手でラケットのスロート部分を握り、リラックスして構えボールをヒットしましょう。決してフォロースローはしないで下さい。
◆コートでのトレーニングは、ボールを打つだけではありません。
ラケットを持たないトレーニング、ウォームアップ、フィジカルトレーニング、そしてフットワークの練習は非常に大切です。けがの予防にもなりますが、思い通りのイメージでボールをヒットするためにも必要な練習です。10分でも20分でも時間をとって練習しましょう。
[Rev. 20170911T]